
【絵本】ぼくの、ぼくの、ぼくのー!
内容説明
エドワードは、自分のおもちゃを誰かに貸すのが大の苦手。かわいい妹のクレアにだって、絶対に渡そうとしません。どんなに頼まれても、「ぼくの!」と譲らないのです。
そんなある日、ママがおやつを持ってきてくれました。エドワードの心に、ちょっとした変化が訪れる瞬間がやってくるのですが……。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、子どもの「共有すること」の大切さを学ぶきっかけとして活用できる一冊です。エドワードが「自分のものを譲りたくない」という感情を抱く姿は、多くの子どもが共感しやすいテーマです。そのため、読み聞かせを通じて子どもに「自分の気持ちを理解してもらえた」と感じさせることができます。
また、エドワードが最終的に変化するきっかけとなった「ママのおやつ」という具体的な出来事は、日常生活での類似場面を想像させやすく、親や先生が「もし自分だったらどうする?」と問いかけることで、子どもたちの考えを深める対話の材料にすることが可能です。感情移入を促しながら、「貸すこと」の楽しさや、相手の喜びを共有する意義について話し合う時間をつくると良いでしょう。
さらに、この物語を読んだ後に、実際におもちゃや文房具を使った「貸し借り」のロールプレイをするのもおすすめです。絵本のエドワードのように、初めは抵抗があっても、少しずつ他者と共有することの喜びを体験できるかもしれません。このように、絵本を通じて実生活に結びつけることで、子どもたちの成長を支えられる教材として活用できます。