
【絵本】ぶつぶついうのだあれ
内容説明
ウーフは雨がやんだあと、外で遊んでいるうちに、ぬかるんだ道で転んでしまいました。全身どろんこになり、まっ黒けっけの姿で帰宅します。
そんなウーフの姿を見たおかあさんは、どう思ったのでしょうか?
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、子どもが自然の中で自由に遊びながら学ぶ体験の素晴らしさを伝えるとともに、失敗や汚れることへの捉え方を考えさせられる内容です。ウーフがぬかるんだ道で転んで全身どろんこになったエピソードは、子どもたちが日常的に直面する「予想外の出来事」を象徴しています。この場面を通じて、親や先生が「失敗を叱るのではなく、どう受け止め、次にどうつなげるか」を考えるきっかけとして活用できます。
特に小さい子どもたちは、汚れることや失敗を恐れて行動が制限されることがあります。この絵本を読むことで、「汚れることは悪いことではない」「新しい発見や経験につながる」というポジティブなメッセージを伝えることができます。また、ウーフの姿を見たお母さんの反応について話し合うことで、子どもたち自身が親や先生の立場を想像し、相手の気持ちを考える力を育むことも可能です。
さらに、保育や授業では、ウーフの体験をきっかけに、自然環境や泥遊びの楽しさについて話を広げることもおすすめです。絵本の読後には、外で思い切り遊ぶ時間を設けたり、汚れても良い服装で活動できる機会を増やしたりすることで、子どもたちが実際に体験を積む場を作ると、さらに学びが深まるでしょう。