
【絵本】ふしぎのおうちはドキドキなのだ
内容説明
マサヒコは、おばあちゃんの家がどうしても好きになれません。
家の中には、なんだか変わった置き物や、妙な仕掛けがたくさんあって、見ているだけでドキドキしてしまうのです。それが怖くて、どうしても落ち着けないのです。
そして、もっと気になることがあって……。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、「苦手なもの」や「怖いと感じるもの」に直面した子どもたちの心情を丁寧に描いており、子どもの共感力を育む教材として活用できます。主人公マサヒコの気持ちに寄り添いながら、子ども自身の「怖い」「嫌だ」という感情を素直に表現するきっかけをつくれます。
また、物語の中で登場する「変わった置き物」や「妙な仕掛け」は、子どもたちの想像力や好奇心を刺激する要素が詰まっています。これらを題材に、子どもたちが「なぜ怖いと思うのか」「どうしたら怖くないと感じるか」を話し合う時間を設けると、自己理解や問題解決能力の発達にもつながります。
さらに、マサヒコが「気になること」にどう向き合い、どのように乗り越えるのかを一緒に考えることで、子どもたちは新しい視点を得たり、困難を乗り越える勇気を学んだりすることができます。特に、保育や教育の場では、物語を読み聞かせた後に「自分の家にはどんな不思議なものがあるかな?」などのテーマで話し合いや絵を描く活動を取り入れると、興味を深めながら理解を広げることができます。