
【絵本】はーくしょい
内容説明
せなけいこの絵本『はーくしょい』は、くしゃみが止まらないルルちゃんの日常をユーモラスに描いたお話です。風邪をひいたルルちゃんは、「はーくしょい!」とくしゃみを連発。セーターを着ても、マスクをしても、くしゃみは収まりません。
困ったルルちゃんが頼ったのは、なんと魔法使い。でも、魔法を使ってみても……?厚着が苦手な子どもたちの気持ちに寄り添いながら進むストーリーと、くしゃみをしてムッとした表情のルルちゃんがとても愛らしく、思わず笑顔になれる一冊です。
寒い冬や花粉の季節にぴったりで、親子で楽しみながら読めるこの絵本。元はお医者さんの待合室で人気だった紙芝居をもとにしており、読み聞かせにも最適です。ルルちゃんの楽しい生活を一緒にのぞいてみませんか?
知育や教材で活用する際のポイント
『はーくしょい』は、風邪や花粉症など日常的な体験を題材にした親しみやすい絵本で、知育や教材として多くの可能性を秘めています。まず、くしゃみをするルルちゃんの姿を通じて、子どもたちに「体調管理」の大切さを自然に伝えることができます。特に、寒い季節や花粉の多い時期に「厚着をすること」「マスクをつけること」といった習慣を楽しく学べる機会になります。
また、ルルちゃんの表情や行動のユーモラスな描写は、子どもたちに感情移入しやすく、自分の気持ちを表現するきっかけとなります。さらに、困ったときにどうするか、誰に頼るかといった「問題解決のプロセス」を学ばせる点でも優れています。魔法使いのユニークな登場も、想像力を刺激し、「もし自分だったらどうする?」と考える力を育む助けになります。
読み聞かせの際には、ルルちゃんの「はーくしょい!」というくしゃみを声に出して演じることで、子どもたちをより引き込みやすくなります。音や言葉のリズムを楽しむことで、語彙力や表現力の向上にもつながります。保育園や幼稚園のグループ活動では、ルルちゃんの気持ちをみんなで話し合ったり、くしゃみをテーマにした簡単な劇遊びを取り入れるのもおすすめです。