
【絵本】ぱんつさん
内容説明
注意! この絵本を読んでも、頭がよくなるわけではありません。ずぼずぼずぼずぼ……と不思議な音とともに登場するのは、なんと「ぱんつさん」。
「いっちに、いっちに」と元気よく体操を始めたぱんつさんですが、そこから物語は意外な方向へ。あっという間に、誰も予想できない展開が繰り広げられていきます。
この作品を手がけたのは、『サラリーマン山崎シゲル』でおなじみの田中光さん。今回が初めての絵本挑戦となりますが、独特でシュールな世界観がクセになること間違いなし!
新しい刺激を求める人にぴったりの、ユニークで特別な1冊です。
知育や教材で活用する際のポイント
『ぱんつさん』は、シュールでユニークな世界観が特徴の絵本ですが、その独特さを知育や教材として活用するポイントは、子どもたちの「想像力」と「発想力」を広げる機会として使うことです。この作品は、予想外の展開や不思議なキャラクターが次々と登場するため、子どもたちが「次はどうなるの?」とワクワクしながら物語に引き込まれます。そのため、読み聞かせを通じて、物語の続きを自由に想像させる質問を投げかけると、子どもたちが自分の考えを表現するきっかけになります。
また、「ぱんつさん」というユーモラスな存在は、子どもたちの笑いを引き出しつつ、リラックスした雰囲気を作ります。このような場面では、恥ずかしさを取り除き、自由に感想を言いやすい環境が生まれます。さらに、田中光さんの描くシュールなイラストやストーリーからは、「普通」と「特別」の違いや、ユニークさを楽しむ大切さについて話し合うきっかけを作ることもできます。
保育園や幼稚園では、読み聞かせ後に「自分だけの変わったキャラクター」を描かせたり、ユニークな設定の物語を考える活動を取り入れると、創造力を育むことができます。一方、小学生では、ストーリーの展開をグループで考えるディスカッションや劇遊びに発展させると、協調性や表現力の向上が期待できます。『ぱんつさん』は、ただ読むだけでなく、子どもたちの感性や創造力を刺激する一冊として活用してみてはいかがでしょうか。