
【絵本】パンダのおさじと フライパンダ
内容説明
料理人のクーさんは、どういうわけか最近料理を作るのが楽しくなくなってしまいました。そんなある日、ふと立ち寄った不思議なパンダ道具屋さんで「フライパンダ」というアイテムを手に入れます。箱を開けてみると、中にはなんと小さなパンダの姿をした「おさじ」が入っていました。
おさじが教えてくれた呪文を唱えながらフライパンダのふたを開けてみると……なんと、普通の料理がたちまち「パンダ料理」に早変わり! その驚きと楽しさに、クーさんは夢中になっていきます。
しかし、このフライパンダには「守らなければならない約束」があったのです。果たしてクーさんとおさじはどうなるのでしょうか?
「パンどろぼう」シリーズの柴田ケイコが描く、かわいらしいキャラクターと心温まるストーリー。パンダのおさじが届ける、ちょっと不思議でハッピーな道具の物語です。
知育や教材で活用する際のポイント
『フライパンダ』は、料理人のクーさんと不思議な道具「フライパンダ」を通じて、創造性やルールを守る大切さを学べる絵本です。子育てや教育現場で活用する際には、まず「楽しむことの重要性」を伝えましょう。物語では、料理が楽しくなくなったクーさんが、フライパンダをきっかけに再び料理への情熱を取り戻します。このエピソードを通じて、子どもたちにも「何かに夢中になることが楽しい」という感覚を自然と伝えられるでしょう。
また、物語の中で登場する「守らなければならない約束」が、ルールの重要性を学ぶ良いきっかけになります。フライパンダを使う際の約束に注目し、子どもたちに「ルールを守ることがどうして大事なのか」を考えさせる問いかけをしてみましょう。例えば、「もし約束を守らなかったらどうなると思う?」などの質問を投げかけることで、物語をより深く楽しみながら学びを深めることができます。
さらに、パンダのおさじやパンダ料理といったユニークなキャラクターやアイデアが登場するため、子どもたちの想像力を刺激することも可能です。読み聞かせの後に「自分だったらどんな道具や料理を作りたい?」といった創作活動につなげると、子どもたちの発想力を育む良い機会となるでしょう。