
【絵本】ねずみくん だーれだ?
内容説明
次々とやってくるおともだちが、ねずみくんの目を隠して「だーれだ?」と問いかけます。でも、ねずみくんには誰がいるのかさっぱり分かりません。
さて、今度はねずみくんが目かくしをしてみることにしましたが……。どうなるのでしょう?
シリーズ第39作目となるこのお話では、みんながよく知る「だーれだ」の遊びがテーマ。個性豊かな動物たちとねずみくんのやりとりに、思わずクスッと笑ってしまうユーモアが詰まっています。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、「だーれだ」の遊びを通じて子どもたちが楽しみながら学べる知育要素が詰まっています。目隠しをすることで視覚情報を遮断し、他の感覚を使って相手を当てる遊びは、観察力や推理力を育む良いきっかけになります。例えば、動物たちの特徴をヒントにして「耳が長いからウサギさんかな?」などと考えるプロセスは、物の特徴を捉える力や論理的な思考を養う助けとなります。
また、ねずみくんとおともだちのやりとりを通じて、会話やコミュニケーションの楽しさを感じられるのもポイントです。ユーモアに富んだ展開に子どもたちは笑顔になり、絵本を介して友達同士で遊びたくなるでしょう。保護者や先生が読み聞かせをする際は、動物たちの声を工夫して演じたり、「この子は誰だと思う?」と子どもたちに問いかけたりすることで、より深い対話や想像力を引き出すことができます。
さらに、シリーズ第39作目という安定感のある作品なので、繰り返し読んで親しみやすい点も魅力です。読後には実際に「だーれだ」遊びを取り入れてみると、絵本の内容を体験として追体験でき、より記憶に残る活動につながるでしょう。この絵本は、遊びながら学べる教材として、家庭でも教育の場でも大いに活用できます。