
【絵本】ねずみくん おおきくなったら なにになる?
内容説明
「大きくなったら何になりたい?」と、ねみちゃんに聞かれたねずみくん。どう答えたらいいのかわからず、頭を抱えてしまいます。
そんな時、仲間たちが次々とやってきて、ねずみくんに声をかけます。それぞれの夢やなりたいものを話し始めて、ねずみくんの心にも少しずつ変化が…。さて、ねずみくんが見つけた答えとは?
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は「将来なりたいもの」というテーマを通して、子どもたちに自己理解や他者理解の大切さを教える内容になっています。子どもたちは、ねずみくんのように「大きくなったら何になりたい?」と聞かれると、答えに迷ったり、不安に感じたりすることがあるでしょう。しかし、仲間たちの夢や思いに触れるねずみくんの姿を追体験することで、自分の心に耳を傾けるきっかけを得ることができます。親や先生が一緒に読むことで、子どもが自身の気持ちを言葉にする手助けができるでしょう。
また、登場する仲間たちがそれぞれ異なる夢を語る場面では、「それぞれの個性や価値観を尊重する」というメッセージが自然に伝わります。この部分を活用して、子どもたちと一緒に「みんな違っていいんだね」という気づきを話し合うと、協調性や自信を育む機会になります。さらに、ねずみくんが自分の答えを見つけていく過程は、子どもたちが迷いながら成長していく姿と重なり、共感を呼ぶでしょう。
保育園や幼稚園、小学校の授業では、この絵本をきっかけに「自分の将来の夢を描く時間」を設けるのもおすすめです。絵や言葉で自由に表現させることで、子どもたちの発想力や表現力を引き出すことができます。年齢や発達に応じて、夢を絵や言葉にする活動をアレンジし、子どもたち一人ひとりの個性を大切にする環境づくりに役立ててください。