
【絵本】なりたいじんじゃ
内容説明
「なりたいな」と願うと、どんなものにも変身できる不思議な神社が舞台のお話。動物たちが次々と訪れ、夢を叶えていきます。
ねずみさんやかばさんたちが、それぞれの「なりたいもの」を心に抱き、神社に足を運びます。果たして彼らはどんな姿になり、どんな冒険が待っているのでしょうか。
ユーモアあふれる矢玉四郎さんの最新作。動物たちの願い事と、その結末に心がほっこりする一冊です。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、子どもたちの想像力を育み、自分の夢や願いについて考えるきっかけを与える優れた教材です。「なりたいな」と願うことで変身できる神社という舞台設定は、子どもたちにとって非常に魅力的で、物語を通じて「自分だったら何になりたい?」と自然に考えることができます。読み聞かせの際には、登場する動物たちの願いを紹介しながら、「みんなならどんな願いを叶えたい?」と問いかけると、楽しい会話が広がりそうです。
また、物語の中で動物たちが変身後にどんな体験をするのかを観察することで、子どもたちは「なりたいもの」についての現実的な側面にも気づくことができます。例えば、ねずみが象になったらどんな良いことや困ることがあるのか、子どもたちと一緒に想像してみるのも面白いでしょう。こうした活動を通じて、子どもたちは自分の願いをより深く考え、自己理解を深めることができます。
さらに、この絵本の結末では心が温まる展開が待っており、他者の気持ちや個々の願いの大切さを学ぶ良い機会となります。保育や教育の現場では、友達同士で「なりたいもの」を共有する時間を設けることで、相手の気持ちに共感する力やコミュニケーション能力を養うことができるでしょう。楽しく夢いっぱいの物語を通じて、子どもたちの心を育む素晴らしい一冊です。