
【絵本】てぶくろをかいに
内容説明
寒さが厳しい冬がやってきました。
山に住むきつねの親子。母さんきつねは小さなこぎつねに、初めてひとりで町へ行かせることにします。目的は、寒さからこぎつねの手を守る手ぶくろを買うこと。
こぎつねはドキドキしながらも母さんの言いつけを胸に、町へ向かうのです……。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、親子の愛情や子どもの成長をテーマにしており、知育や教材として非常に活用しやすい内容です。まず、親が子どもに自立する機会を与える大切さを伝えており、子育て中の親が「どんなふうに一歩を促せば良いか」を考えるきっかけになります。また、こぎつねが母さんの思いを胸に町へ向かう姿は、子どもたちが未知の挑戦や責任を担うことへの勇気を学ぶ教材としても最適です。
さらに、この物語は冬の季節感が豊かに描かれているため、季節の移ろいを感じ取る感性を育む助けになります。保育園や幼稚園では、冬の手袋や寒さ対策をテーマにした活動と組み合わせたり、小学校では物語をもとに「自分だったらどんな手袋を選ぶ?」といった想像力を働かせる議論を促すことができます。
また、親子の絆が描かれていることから、家庭での読み聞かせにもぴったりです。読後に「お母さん(お父さん)は君の成長をこんなふうに応援しているよ」と伝えることで、絵本を通じた心の交流が生まれるでしょう。この絵本は、親や先生が子どもと一緒に成長を考える時間を作る素晴らしいツールとなります。