
【絵本】そそそそ
内容説明
木にしがみついているコアラの親子。でも、よく見ると、なんと子どもがいっぱい! 「こんなにたくさんで大丈夫?」と思ったら、コアラの足が突然にゅーんと伸びて……そのまま歩き出しました。
「そそそそ」と進むコアラの親子。その途中で、次々といろんな動物たちが登場し、それぞれのどこかがにゅーんと伸びていきます。思いもよらない展開に子どもたちは大笑い、大人もほっこり癒される一冊です。
たなかひかるが手がける「頭は良くならない絵本シリーズ」の最新作。『ぱんつさん』『ねこいる!』『すしん』を楽しんだ人にも、また新鮮な驚きと笑顔を届けてくれます。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、ユーモアあふれる展開と独特な発想で、子どもたちの想像力を育むのに最適です。コアラの親子が「にゅーん」と足を伸ばして歩き出すシーンは、子どもたちに「あり得ないことが起きる面白さ」を感じさせ、柔軟な思考を促します。日常では考えられない展開が次々と登場することで、「どうなるんだろう?」という好奇心を刺激し、集中力を高めるきっかけにもなります。
また、この絵本を通じて、動物たちの特徴や動きに注目することで、観察力や表現力を育む活動にもつなげられます。たとえば、「次はどの動物が伸びるかな?」と問いかけたり、子どもたち自身に「もし自分がコアラならどうする?」と想像させたりすることで、コミュニケーション力や発想力を引き出すことができます。さらに、物語の展開に笑いがたくさん詰まっているので、読み聞かせを通じて親子やクラスの絆を深めることもできるでしょう。
「頭は良くならない絵本シリーズ」というユニークなコンセプトですが、逆説的に、自由な発想や笑顔が知育に欠かせないことを教えてくれる一冊です。特に保育園・幼稚園や小学校低学年の読み聞かせにぴったりで、子どもたちの笑い声が自然と広がる場を作ることができます。楽しい読書体験を通じて、学びの原点である「楽しさ」を提供してみてはいかがでしょうか。