
【絵本】せなかをとんとん
内容説明
しんぺいは、おとうさんと手話を使って会話をしています。
でも、心の中でずっと思っていることがあります。それは、一度でいいから遠くにいるおとうさんに向かって、大きな声で呼びかけてみたいということです。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、手話を使った親子のコミュニケーションをテーマにしており、子どもたちに「多様なコミュニケーション手段があること」と「自分の気持ちを伝えることの大切さ」を教える教材として活用できます。手話という言語を知ることで、聴覚障がいを持つ人々への理解が深まり、子どもたちの共感力や多様性への意識を育むきっかけになります。
保育や教育の現場では、物語を読み聞かせた後に「手話を知っている人はどんな気持ちで会話していると思う?」と問いかけたり、簡単な手話を実際に学ぶ時間を設けることで、子どもたちの興味を引き出せます。また、主人公の「大きな声で呼びかけたい」という気持ちをテーマに、子どもたちが普段伝えたいけれど伝えられていない思いについて話し合う時間を作ると、自己表現の練習にもつながります。
さらに、親子で読む場合には、手話を学ぶ機会として一緒に取り組むことで、親子のコミュニケーションの幅が広がります。この絵本は、子どもたちが自分の気持ちを伝える大切さを学ぶだけでなく、家族や友人と新しい学びを共有するきっかけにもなるでしょう。