
【絵本】しろぱかとくろぱか ふたりのハッピーバースデー
内容説明
誕生日って、なんだかワクワクしませんか?「おめでとう」と言い合ったり、みんなで「ハッピーバースデー」を歌ったり。ケーキを食べたり、プレゼントを贈ったりもらったりするのも楽しいですよね。でも、誕生日で一番うれしいのは、その人が生まれてきてくれたこと。そして、またひとつ成長したことをお祝いできることです。
そんな特別な日を迎えるのは、のんびり屋の「しろぱか」と、しっかり者の「くろぱか」。ふたりは大の仲良しで、なんと同じ日が誕生日!その日を心からお祝いしようと、お互いが相手の一番喜ぶプレゼントを用意しようとします。しろぱかは直感を大事にして、くろぱかは計画的に準備を進めますが、どちらも相手を思う気持ちは同じくらい深いのです。
そしていよいよ誕生日当日。ふたりは、思い描いたとおりにプレゼントを渡すことができるのでしょうか?そして、その特別な日はどんなふうに過ごすのでしょう?大切な人の誕生日には、最高の「おめでとう」を贈りたいですよね。そのためのヒントを、「しろぱか」と「くろぱか」がそっと教えてくれる物語です。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、誕生日という特別な日をテーマに、友達や家族を思いやる気持ちや、相手の喜びを考える大切さを伝える物語です。子育て世代の親御さんや教育現場で働く先生方が、感情の育みやコミュニケーションの大切さを教える際に活用できる多くのポイントが詰まっています。
「しろぱか」と「くろぱか」というキャラクターは、性格の違いを持ちながらも、お互いを思いやる行動を通じて友情を深めていきます。この対比は、子どもに「人にはいろいろな考え方や行動の仕方がある」ということを学ばせるきっかけになります。また、プレゼントを用意する過程を通じて、相手の気持ちを考える力や創造力を育むことができます。
さらに、誕生日という身近なテーマを取り上げているため、子どもたちも自分の体験と結びつけて理解しやすいのが魅力です。読み聞かせの場では、「もし君ならどんなプレゼントを用意する?」などの問いかけをすると、子どもたちの想像力や発言力を引き出すことができるでしょう。また、この本をきっかけに、友達や家族への感謝の気持ちを考える時間を設けるのも効果的です。
この絵本は、日常生活の中で埋もれがちな「思いやり」や「感謝」をテーマにしているため、誕生日以外の機会でも繰り返し読み聞かせることで、子どもたちの心の成長をサポートする素晴らしい教材となります。