
【絵本】シロクマゆうびんきょく
内容説明
北海道釧路市動物園でみんなに愛されているシロクマ「ミルク」。遊ぶことが大好きなミルクには、運ぶことが得意という一面もあります。そんなミルクが郵便屋さんになったら……という物語です。
ある日、ミルクの郵便局に「ミルクさん、たすけてください!」と書かれた一通のはがきが届きます。ミルクは驚きながらも、その手紙をきっかけに大忙し。いったい何が起こったのでしょう?
物語の中では、北国に暮らすさまざまな動物たちが登場。彼らと一緒に、ハラハラドキドキの中で助け合い、力を合わせて問題を解決していきます。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、北海道釧路市動物園のシロクマ「ミルク」を主人公にした、楽しくハラハラする物語です。知育や教材として活用する際に注目したいポイントは、まず「助け合い」と「問題解決力」です。ミルクと動物たちが力を合わせて困難を乗り越える姿は、子どもたちにチームワークや協調性の大切さを伝える絶好の題材となります。読み聞かせの際に、「ミルクたちはどうやって問題を解決したのかな?」と問いかけることで、子どもたちが自分なりに考える力を養うことができます。
また、北国に住む動物たちが登場する点は、自然や環境への興味を引き出すきっかけとなるでしょう。それぞれの動物がどのように暮らしているのか、どんな特徴があるのかを親子やクラスで話し合うことで、動物や自然環境への関心を深めることができます。図鑑などを活用しながら調べる活動を取り入れるのもおすすめです。
さらに、ミルクが「運ぶことが得意」という設定を通じて、個々の特技や得意なことを認め合う価値観を伝えることができます。「みんな違ってみんないい」というメッセージを、子どもたちが自然に受け取れるよう工夫しましょう。この絵本は、心温まるストーリーと共に、多様な学びの機会を提供してくれる一冊です。