
【絵本】しろうさちゃんとおねえちゃんの かえりみち
内容説明
しろうさちゃんは、とっても恥ずかしがりや。おねえちゃんの後ろに隠れるのが大好きです。でも、おねえちゃんは「そんなにくっつかないで!」と少し困った様子。隠れる場所を探していたしろうさちゃんが見つけたのは、ソフトクリームの看板の影でした。
よく見ると、町にはいろんな形の影がたくさんあります。影を見つけては隠れたり、影ふみをしたり。歩きながら影をたどるうちに、二人の帰り道は、少しずつ楽しい時間に変わっていきます。
きょうだいのやりとりが微笑ましく、心が温かくなる一冊です。小さな冒険を通じて、しろうさちゃんとおねえちゃんの絆がやさしく描かれています。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、恥ずかしがり屋なしろうさちゃんとおねえちゃんの心温まるやりとりを通じて、子どもの成長や人間関係の大切さを学ぶ素材として活用できます。特に、恥ずかしがり屋の子どもや兄弟姉妹のいる子どもたちにとって、感情や行動に共感しやすい内容になっています。親や先生が読み聞かせをするときには、しろうさちゃんの気持ちに寄り添いながら「隠れたくなる気持ちってどんなとき?」や「おねえちゃんはどう思ったかな?」といった問いかけをすると、子どもたち自身の感情や他者への思いやりを考えるきっかけになります。
また、町の影をテーマにした場面は、観察力や想像力を育む良い教材として活用できます。「この影は何の形かな?」と問いかけたり、実際に外で影探しや影ふみ遊びを取り入れると、絵本の世界が広がる体験学習になります。さらに、影の形から何かを想像したり、影を使った遊びを考えたりすることで、創造性を刺激するアクティビティとしてもおすすめです。
この絵本は、読み聞かせや活動を通して、子どもたちが恥ずかしさを克服したり、きょうだいや友達との絆を深めたりするための優しいガイドになります。親子間やクラス内での対話を促進するツールとして、ぜひ活用してみてください。