
【絵本】しあわせなワニくん かんちがい レストラン
内容説明
日曜日、ワニくんは大好きなモモコさんにデートを断られてしまい、しょんぼり。気分はすっかり落ち込んでしまいます。ところが、ひょんなことから、見知らぬおばあさんとレストランで一緒に豪華なごちそうを食べることに!
『しあわせなワニくん あべこべの1日』に続く第2弾となるこの絵本では、恋するワニくんの感情が、絶望から喜びへと大きく揺れ動く様子が、ユーモアたっぷりに描かれます。悲しみの底にいたワニくんが、思いがけない展開で幸せを見つける物語に、心があたたかくなること間違いなし。
「くまの子ウーフ」の神沢利子と人気絵本作家はたこうしろうが贈る、笑いと幸せがいっぱい詰まった一冊です。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、ワニくんの感情の変化を中心に、子どもたちが人間関係や感情表現について学ぶ絶好の教材です。子育てや教育現場で活用する際には、まず主人公のワニくんの「悲しみから喜びへの心の動き」に注目してみましょう。デートを断られて落ち込むという失敗体験から、思わぬ幸運を通じて前向きな気持ちを取り戻す様子は、子どもたちに「気持ちの切り替え」や「失敗の先にある可能性」を伝える良い機会となります。
また、物語にはユーモアたっぷりのシーンが多く、子どもたちが楽しみながら感情移入しやすい構成になっています。読み聞かせの際には、ワニくんがしょんぼりする場面や驚く場面の声色や表情を工夫して表現することで、子どもたちが登場人物の気持ちをより深く理解できるようになります。さらに、ワニくんが見知らぬおばあさんと心を通わせる場面では、相手を思いやる気持ちや、年齢や立場を超えた新しい出会いの大切さについて話し合うのも良いでしょう。
物語の最後には幸せを見つけたワニくんの姿が描かれており、子どもたちに「どんな時も希望を持つことの大切さ」を伝えるメッセージとして活用できます。絵本の温かいストーリーとユーモアを通じて、心があたたまるひとときをぜひ親子やクラスで楽しんでください。