
【絵本】さやかちゃん
内容説明
転校生のさやかちゃんに話しかけられた小学2年生のしゅうと君。彼はその瞬間から胸がドキドキし始め、さやかちゃんのことが頭から離れなくなります。初めて経験する特別な気持ちに戸惑いながらも、しゅうと君の心は少しずつ変わっていきます。
『おこだでませんように』『メガネをかけたら』の著者、くすのきしげのり氏が描くのは、子どもが初めて感じる「好き」という感情。みずみずしい表現で、心温まる物語が紡がれます。
さらに、こばようこ氏が手がけたイラストは子どもたちの自然な姿を鮮やかに映し出し、物語の世界に引き込まれます。読む人の心に優しく響く、ほっこりした気持ちに包まれる一冊です。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、小学2年生のしゅうと君が初めて感じる「好き」という感情を中心に描かれています。子どもたちは成長の中でさまざまな感情と出会いますが、それをどのように受け止め、表現するのかを学ぶのはとても大切なことです。この絵本を通じて、子どもたちは新しい感情を自然に受け入れ、その気持ちを大切にする方法を知るきっかけになるでしょう。
親や先生が読み聞かせをする際には、しゅうと君の心情に寄り添いながら、子どもたちに「好きってどんな気持ちだと思う?」と問いかけるのがおすすめです。また、転校生のさやかちゃんとの交流を通じて、友だちを思いやることの大切さについて話し合う場を設けると、子どもたち同士の関係性を深める機会にもなります。さらに、こばようこ氏の鮮やかなイラストは、子どもたちが物語に入り込みやすくする要素でもあるため、一緒に絵を見ながら感想を共有するのも良い方法です。
この絵本は、単なる読み物としてだけでなく、子どもたちの感情の成長をサポートする教材としても活用できます。読み終えた後には、子どもたち自身のエピソードや感じたことを話し合う時間を作ることで、心の成長を促す場としてぜひ役立ててください。