
【絵本】こんやは なんのぎょうれつ?
内容説明
月の光が降り注ぐ夜、魔女がどこからともなく現れました。その周りには、なにやら長い行列ができています。一体、この行列の正体は何なのでしょうか?
動物たちの行列を描いて人気を集めた『なんのぎょうれつ?』の姉妹編となる本作。今回は「妖怪」が主役です!行列には、日本や海外のさまざまな妖怪が勢ぞろい。大小さまざまな姿の妖怪たち、なんとその数は70種類以上!さらに、行列には加わらない特別な2体も登場します。
ふだんは怖がられてしまうことの多い妖怪たちですが、この夜はみんなが楽しそうに集まっています。彼らが並ぶ理由とは?そして行列の先に待っているものとは?並んでいる間も、その後も、ドキドキとワクワクが止まりません。
妖怪に初めて触れるお子さんには入門編として、妖怪好きな子にはさらに楽しめる内容になっています。さあ、あなたも73番目の仲間として、この行列に加わってみませんか?
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、妖怪をテーマにしており、日本や海外のさまざまな妖怪が登場することで、子どもたちにとって新しい世界を知る「扉」として活用できます。まず、妖怪のユニークな姿や性格が描かれているため、子どもたちがそれぞれの妖怪に興味を持ち、想像力を育むきっかけになります。特に「行列」という身近なテーマが物語の中心にあるため、親しみやすく、子どもたちにもすぐに入り込める内容です。
また、妖怪の種類が70以上と非常に多彩であることから、自然と観察力や比較する力を養うことができます。「この妖怪はどこに住んでいるのかな?」「どんな性格なんだろう?」といった問いかけを通じて、探究心を引き出すことも可能です。さらに、妖怪が日本だけでなく海外からも登場する点を活かし、異文化理解の第一歩として活用するのも良いでしょう。保育園や学校での活動では、絵本を読みながら妖怪の絵を描いたり、自分だけのオリジナル妖怪を考えてみるというアクティビティもおすすめです。
加えて、「行列の先に何があるのか?」というワクワク感は、子どもたちの好奇心を刺激します。物語を最後まで楽しみながら、順番を守ることや、みんなで協力することの大切さを学ぶきっかけを提供してくれるでしょう。怖い存在として描かれることが多い妖怪が、この絵本では楽しげに描かれているため、妖怪に親しみを感じることで、子どもたちの視野を広げることにもつながります。