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BOOK

【絵本】こまったときのねこおどり

タイトル 【絵本】こまったときのねこおどり
著者
出版年月日 2013/04
判型 A4変型判
ページ数 32ページ
出版社
対象年齢 ,,
ISBN 9784591134078

内容説明

ねこさんは、何をしてもうまくいかず、いつも失敗ばかり。おかげで、おなかをすかせてばかりの毎日です。ところが今日は、運が向いてきたようです。おいしそうなねずみをつかまえたのですから!

そのねずみが言いました。「わたしをみせものにすれば、毎日たっぷりごはんが食べられますよ」。ねこさんはその言葉を信じて、たくさんの見物客を集めてきました。ところが、いざ見世物を始めようとしたら、ねずみは逃げてしまっていたのです。

困ったねこさんは、思い切って自分で踊ることにしました。すると……!

新しいことに挑戦するのは、最初は不安がいっぱい。でも、勇気を出して踏み出せば、思いもよらない世界が広がるかもしれません。この物語は、そんな一歩を踏み出す大切さを教えてくれる一冊です。「ルラルさんシリーズ」「おさるシリーズ」で知られるいとうひろしが贈る、子どもたちへのエールです。

知育や教材で活用する際のポイント

この絵本は、失敗や困難に直面したときこそ新しい挑戦へと踏み出す大切さを教えてくれる物語です。子育てや教育の現場で活用する際には、まず「失敗しても大丈夫」というメッセージを子どもたちに伝えるきっかけとして使えます。ねこさんが失敗を重ね、おなかをすかせる姿は子どもたちに親しみやすく、共感を呼ぶでしょう。そして、ねこさんがねずみに裏切られた後、自分で踊るという思い切った行動に出る場面では、困ったときの前向きな姿勢について話し合うことができます。

また、この物語は勇気を持って行動することの意義を伝える教材としても効果的です。「自分で踊る」というねこさんの行動は、誰もが持つ潜在的な能力を信じて挑戦する姿勢を象徴しています。読み聞かせの際には、「みんながねこさんだったらどうする?」と問いかけたり、子どもたちが挑戦したいことを話し合わせたりすることで、自分の気持ちを言葉にする練習にもつながります。

さらに、物語のユーモラスな展開や温かい結末は、子どもたちに「楽しい」「面白い」と感じさせながら学びを与える点も魅力的です。保育園や幼稚園、小学校低学年の授業では、劇遊びやダンスと組み合わせて楽しむことも可能です。この絵本は、子どもたちが楽しみながら成長を感じられる素晴らしいツールと言えるでしょう。