
【絵本】きょうだいきかんしゃたろうとじろう
内容説明
たろうとじろうという二台の機関車は、20年間休むことなく元気に走り続けてきました。
ところが最近、道路をバスや車が走るようになったことで、乗るお客さんが少なくなってきました。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、機関車たろうとじろうが時代の変化に直面する姿を通じて、子どもたちに「変化への対応」や「価値の持続」というテーマを伝える良い教材です。物語を通じて、長年頑張り続けた機関車たちがどのように状況に向き合い、工夫するのかを一緒に考えることで、子どもたちは努力や忍耐、そして新しい環境への適応力について学ぶことができます。
特に、保育園や幼稚園では、絵本の内容をきっかけに子どもたちと「自分が頑張ったこと」や「新しいことに挑戦した経験」について話し合う時間を作ると良いでしょう。また、小学校では、交通手段の変化や時代の移り変わりについて調べたり、クラスでディスカッションを行ったりすることで、より深い学びにつながります。
さらに、この絵本を通して、機関車たちが主人公であることから「物を大切にする心」や「感謝の気持ち」を育むきっかけにもなります。親子で読む際には、機関車がどのように感じているのかを想像しながら対話を楽しむことで、感受性や共感力を養うことができるでしょう。