
【絵本】きいちゃんとドロンじいさん
内容説明
雨の日、きいちゃんはうらの林へと足を運びます。そこで不思議な雰囲気をまとったドロンじいさんに出会いました。
じいさんのそばには、やんちゃな孫たち、ドロンコたちがいます。きいちゃんは彼らと一緒に楽しく遊び始めますが……。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、子どもたちの好奇心や想像力を育む素晴らしい教材として活用できます。雨の日の冒険を舞台にしているため、自然や天気についての興味を引き出しやすく、雨の日特有の音や匂いなど、五感を使った観察を促すきっかけにもなります。絵本を読み聞かせた後、実際の雨の日に外に出てみて、絵本に出てきた場景や自身の体験を重ね合わせる活動を取り入れると、より深い学びにつながります。
また、登場人物であるドロンじいさんやドロンコたちとのやりとりを通じて、他者との関わり方や遊びの中でのルールを学ぶ場面も多く見られます。きいちゃんがどうやって彼らと関係を築いていくのかを話し合うことで、子どもたち自身の人間関係について考える機会を提供できます。特に、トラブルが起きた際の対処や協力する大切さを話題にすることで、社会性を育むことが期待できます。
さらに、物語の展開に合わせて子どもたちに「次はどうなると思う?」と質問し、想像力を引き出すような対話を取り入れると、より能動的な読書体験になります。保育や授業の中で、物語をきっかけにした創作活動や絵本の続きを考えるワークショップを行うのも効果的です。