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BOOK

【絵本】カーリーさんの庭

タイトル 【絵本】カーリーさんの庭
著者 ,,
出版年月日 2012/08
判型 A4変型判
ページ数 28ページ
出版社
対象年齢 ,,
ISBN 9784591130261

内容説明

カーリーおじさんの近所の人たちは、それぞれの庭を誇りに思っています。「こんなに立派な種なしスイカができたよ」「ミルクを使ったら、こんなに大きなカボチャが育った」「虫よけを使ったおかげで、私の背より高いヒマワリが咲いたんだ」と、みんな自慢げです。

ところが、カーリーさんの庭はというと、咲いた花がカタツムリに食べられて穴だらけ。カタツムリもたくさんいて、見た目はあまりきれいとは言えません。友だちからは「カタツムリを退治したほうがいい」と、さまざまな方法を提案されますが、カーリーさんは「このままでいいんじゃ」と動じません。

そして、満月の夜。カーリーさんの庭で、とても素敵な出来事が起こります。近所の人たちもその光景にうっとり。みんなは気づきます。見た目の美しさや効率だけではない、もっと大切で幸せなものがあることを。

知育や教材で活用する際のポイント

この絵本は、子どもたちに「多様性」や「価値観の違い」を考えるきっかけを与える教材として最適です。まず、カーリーおじさんの「他の人と違う庭」を通じて、見た目や効率だけにとらわれず、物事の本質を見つめる大切さを学ぶことができます。子どもたちに「自分らしさ」や「周りと違うことの良さ」を理解させるため、カーリーおじさんの考えに共感しながら話し合いを展開すると良いでしょう。

また、満月の夜に起こる素敵な出来事は、自然の営みや生態系の大切さを伝えるきっかけになります。カタツムリや植物が持つそれぞれの役割について調べたり、子どもたちと一緒に庭や自然観察をすることで、環境や生命のつながりについて考えさせることができます。「なぜカーリーおじさんはカタツムリを退治しなかったのか?」と問いかけることで、子どもたちの思考力を育むこともできるでしょう。

さらに、このお話は「幸せ」について考える良い題材です。近所の人たちが気づいた「見た目や効率以外の大切なもの」は何だったのかを話し合い、子どもたちに身近な幸せの形を見つけさせたり、お互いの価値観を尊重する心を育てることができます。この絵本を通じて、子どもたちが多様な視点や考え方を理解し、自分や他者を大切にできる力を養うことができるでしょう。