
【絵本】がんばれ、おじいちゃん
内容説明
おじいちゃんがけがをして、病院に入院することになった。おじいちゃんは、お父さんが船の事故で行方不明になったあと、ぼくに木登りやいろんな遊びを教えてくれた、とても大切な存在だ。
そんなおじいちゃんが元気をなくしている姿を見るのは、ぼくにとってつらかった。どうすればおじいちゃんが元気を取り戻せるだろう?ぼくは一生懸命に考えた。
そしてついに、ぼくは素敵なアイデアを思いついたんだ……。この絵本は、孫と祖父の深いつながりをあたたかく描いている。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、家族の絆や思いやりの大切さを子どもたちに伝える教材として非常に有益です。主人公の「ぼく」が大好きなおじいちゃんの元気を取り戻そうと考える姿は、子どもたちに共感や優しさを育むきっかけとなります。親や先生は、この物語を通して「人を思いやる気持ち」や「困っている人を助けたいという心」を話題にしてみると良いでしょう。
また、絵本の中で「ぼく」が問題を解決するために一生懸命考える様子は、子どもたちの創造力や問題解決力を育てるヒントとなります。読み聞かせの後に「もし自分だったらどうする?」と問いかけ、アイデアを自由に話し合うことで、子どもの思考力を引き出すことができます。
さらに、この絵本は家族とのつながりや大切な人との思い出について考える良い機会を提供します。保育園や学校では、子どもたちに自分の家族の好きなところや思い出を絵や言葉で表現させるアクティビティを取り入れると、自己表現力やコミュニケーション能力の向上にも役立ちます。