
【絵本】カッコウが鳴く日
内容説明
北海道に春が訪れようとする季節。まだ辺りは雪に覆われていますが、春の気配を感じることができます。
風がそっと運んでくる空気の変化や、雪のにおいから、春が近いことを知る少女。雪解けを待ちわびるその日常が、穏やかに描かれた物語です。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、自然の移り変わりや季節感を子どもたちに伝える教材として大変有用です。北海道の雪景色から春の訪れを感じ取る少女の視点を通して、子どもたちは「春」という季節を五感で学ぶことができます。具体的には、風や雪のにおい、空気の変化といった自然現象に注目する描写があり、身近な環境へ関心を持つきっかけを作ってくれるでしょう。
また、春を待つ少女の感情に共感することで、子どもたちは自然や時間の流れに対する感受性を育むことができます。例えば、読み聞かせの際に「春になるとどんなことが楽しみ?」などと問いかければ、子どもたちの想像力や表現力を引き出すことができます。これは家庭や保育施設だけでなく、小学校低学年での国語や生活科の授業にも取り入れやすい内容です。
さらに、この物語はゆったりとしたペースで進むため、忙しい日常の中で心を落ち着ける絵本としても活用できます。子どもたちに季節の変化を楽しむ余裕や、自然を大切にする心を育てるために、この絵本を親子やクラスで一緒に読む時間を作ってみてはいかがでしょうか。