【絵本】おにのこにこちゃん かえらないったら かえらない!

内容説明

にこちゃんは、ママと一緒に公園へ遊びに来ました。楽しい時間があっという間に過ぎて、夕方に。するとママが「そろそろ帰ろうか」と声をかけます。

でも、すべり台に夢中のにこちゃんは大好きな遊びをやめられません。「まだ帰らない！　もう一回すべりたい！」と、何度も何度も繰り返します。なかなか帰りたがらないにこちゃんに、ママは困ってしまいます。

"帰りたくない！"と駄々をこねる姿が、イヤイヤ期の子どもたちそのもの。共感する親子も多い、元気いっぱいの1冊です。

知育や教材で活用する際のポイント

この絵本は、イヤイヤ期の子どもに見られる「帰りたくない！」という場面を描いており、子育て世代の親や保育園・幼稚園、小学校の先生にとって非常に共感しやすい内容です。教材として活用する際、まず親子で一緒に読むことで、子どもの感情に寄り添いながら「どうして帰りたくなかったの？」と気持ちを聞くきっかけを作れます。これにより、子ども自身も感情を言葉で表現する力を育むことができます。

また、先生方が保育や授業で活用する場合は、「もしあなたがママだったらどう声をかける？」といった質問を投げかけ、子どもたちに相手の立場を考える練習を促すことができます。この絵本には、子どもたちが自分の行動を振り返るきっかけが詰まっており、社会性や共感力を育む教材としても優れています。

さらに、絵本のストーリーを読み聞かせた後で「遊ぶ時間を守るってどういうこと？」というテーマで話し合いの時間を設けると、ルールの大切さや時間管理の意識を身につけることができます。このように、この絵本は感情教育や社会性教育に役立つ実践的なツールとして活用可能です。