
【絵本】おにの パンや
内容説明
じごくからやってきた「おにのパンや」たちが、地上でパンを売る大奮闘!えんま様に頼まれ、「じごくのパン」を広める使命を背負った彼らですが、パンが売れないうちはじごくに戻れません。果たして、人間たちに愛される美味しいパンを作ることができるのでしょうか……?
主人公は、ドジな「あかおに」、食いしんぼうの「あおおに」、そしてちょっぴり生意気な「ねこおに」の3人組。個性たっぷりの彼らが巻き起こすドタバタ劇は、思わず笑ってしまう展開ばかりです。さらに、物語のカギを握る「じごくの かまどおやじ」が登場し、物語はますます面白くなっていきます。
ユーモア満載のストーリーに加えて、塚本やすしさんが描く迫力満点のイラストや愛嬌たっぷりのキャラクターたちも魅力的。読んでいると、自然に笑顔になれる1冊です!
知育や教材で活用する際のポイント
「おにのパンや」は、ユーモアたっぷりの物語と個性的なキャラクターたちが子どもたちの心をつかむ絵本です。子育て世代の親や先生が知育や教材として活用する際には、ストーリーの中に隠された学びのポイントに注目すると良いでしょう。本作では、主人公たちの「挑戦する姿勢」や「チームワークの大切さ」を子どもたちに伝えることができます。パン作りに奮闘するあかおにたちの姿は、失敗を恐れず何度も挑戦する勇気を教えてくれるため、「努力の大切さ」を話し合うきっかけにも最適です。
また、物語の中で個性豊かなキャラクターたちが協力して問題を解決していく様子は、協力や役割分担の重要性を自然に学ばせてくれます。保育園や幼稚園では、読み聞かせを通じて「みんなで力を合わせると大きな結果が生まれる」ことを伝えられるほか、キャラクターごとに子どもたちの性格や考え方を照らし合わせて話し合う活動もおすすめです。
さらに、塚本やすしさんによる迫力のあるイラストや愛嬌たっぷりのキャラクターたちは、絵本に親しみを感じさせ、子どもたちの想像力を育むきっかけになります。色鮮やかなイラストをじっくり観察しながら「自分だったらどんなパンを作るか」など創作活動につなげるのも良いでしょう。読後に笑顔になれるこの物語は、楽しいだけでなく、子どもたちの心や考え方を成長させる一冊です。