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BOOK

【絵本】おとうちゃんとぼく

タイトル 【絵本】おとうちゃんとぼく
著者
出版年月日 2012/01
判型 A4変型判
ページ数 32ページ
出版社
対象年齢 ,,
ISBN 9784591127056

内容説明

ぼくはねこ。おとうちゃんは、いぬ。そして、おとうちゃんを育ててくれたのは、人間のおばあさん。そんなぼくたちは、いろんな偶然が重なって家族になったんだ。みんな優しくて、互いを思いやりながら暮らしている。だから、いまぼくはとても幸せだ。

でも、ある日知らないおばさんが、おとうちゃんに言ったんだ。「その子、あなたの本当の子どもじゃないでしょ? ちゃんと親を探して返すべきじゃないの?」その言葉が、ぼくたちの小さな幸せを揺さぶった。

震災や原発事故を経験した私たちは、誰かのぬくもりがどれほど大きな支えになるかを改めて知った。この絵本も、きっとあなたの心に寄り添い、温かい気持ちを届けてくれるはず。おやすみ前にお子さんと一緒に読めば、親子で幸せな気持ちに包まれることでしょう。

知育や教材で活用する際のポイント

この絵本は、動物たちと人間が家族として暮らす物語を通じて、「家族の形」や「絆の大切さ」を深く考えさせてくれる一冊です。親や先生が子どもたちと一緒に読むことで、多様な家族の在り方を理解し、互いを思いやる気持ちを育むきっかけとなるでしょう。特に、物語の中で描かれる「血の繋がりではない家族」に対する周囲の偏見や、それを乗り越える家族の絆は、子どもたちが他者を受け入れる心を育てる教材として最適です。

また、震災や原発事故など、現代社会が直面する困難を背景に持つこの物語は、「困難な状況下での支え合い」の大切さも教えてくれます。親や先生は、物語を読み終えた後に「家族ってどういうものだと思う?」や「困っている人にどう接したい?」といった問いかけを通じて、子どもたちの感想を引き出してみましょう。これにより、子ども自身が考える力を養い、他者への共感を深めることができます。

さらに、読後には「自分にとって家族とは?」について絵や言葉で表現させるアクティビティもおすすめです。絵本の温かいストーリーが心に残ることで、子どもたちは自分の家族や周囲の人々への感謝や愛情を再確認するきっかけとなるでしょう。この絵本は、読み聞かせにも、テーマ学習にも活用できる多面的な教材です。