
【絵本】おかえりなさい キリンさん
内容説明
ほいくえんの子どもたちがみんなで大切にしていた、キリンさんのぬいぐるみ。いつも一緒に遊んでいたのに、ある日、足が折れてしまいました。そのせいで、もう遊ぶことができなくなってしまいます。
そんな中、ある特別な出来事が起こります。キリンさんにもう一度笑顔が戻る日はやってくるのでしょうか?
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、物を大切にする心や仲間との協力を学ぶ絶好の題材となります。子どもたちが大事にしていたキリンのぬいぐるみが壊れてしまうというストーリーは、身近な物が壊れたときの子どもたちの心情に寄り添います。絵本を読む際には、壊れたぬいぐるみをどのようにすればまた一緒に遊べるか、子どもたち自身の意見を引き出す問いかけをしてみましょう。これにより、問題解決力や創造力を育むことができます。
また、壊れたぬいぐるみを直す過程やその気持ちを通して、物を大切にする心や「直す」という行動の意義を考えさせることが可能です。保育園や幼稚園の活動では、実際に壊れたおもちゃを修理する時間を設けたり、親子で修理を楽しむワークショップを行ったりすることで、絵本の内容を実体験と結びつけられます。
さらに、この絵本は友達と協力する大切さも自然に伝えられます。キリンさんの笑顔を取り戻すために、登場人物たちがどのように助け合うかを話題にして、子どもたちと「助け合い」について話し合う機会を作るのも良いでしょう。こうした活動を通じて、子どもたちは自己肯定感や他者への思いやりを育むことができるはずです。