
【絵本】おおきなテーブル
内容説明
うさぎのおばあさんは、大切にしている大きなテーブルに向かい、そこに込められた思い出を静かに振り返ります。そのテーブルは、亡くなった夫が家族のために心を込めて作り上げたものでした。
8人家族が集まるそのテーブルは、笑い声や会話、幸せな時間をたっぷりと受け止めてきた場所。おばあさんは、家族と過ごした日々を思い出しながら、懐かしくも温かな気持ちを胸に抱きます。
家族の絆や幸せを描いた、心温まる絵本です。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、「家族の絆」や「思い出の大切さ」をテーマにしており、子どもたちに心温まる感情や家族への感謝を育むのに適した教材です。読み聞かせを通じて、家族で過ごす時間の大切さを伝えるきっかけにするのがおすすめです。特に、絵本の中で描かれるおばあさんの思い出やテーブルに込められたストーリーは、物や場所に宿る価値について考える機会を提供します。
保育園や幼稚園では、絵本を読んだ後に「みんなのお家には、どんな特別なものがある?」などと問いかけ、家庭それぞれの大切な物や思い出を子どもたちと共有する時間を作ると良いでしょう。また、手作りのものや家族との時間が生み出す温かさについて話題にすることで、子どもたちが身近な人々とのつながりをより意識できるようになります。
小学校では、家族についての作文や絵を描く活動と組み合わせることで、絵本のメッセージを深めることができます。例えば、「家族で一緒に過ごした幸せな時間」をテーマに絵や文章で表現させると、子どもたちが自分自身の体験を振り返りながら感謝の気持ちを育むことができます。この絵本は、家庭や学校での心豊かなコミュニケーションづくりに大いに役立つ一冊です。