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BOOK

【絵本】うさぎちゃん ともだちできた

タイトル 【絵本】うさぎちゃん ともだちできた
著者 ,
出版年月日 2010/11
判型 A4変型判
ページ数 36ページ
出版社
対象年齢 ,,
ISBN 9784591121054

内容説明

ねずみくん、うしくん、とらくん、うさぎちゃん、たつくん、へびちゃん、うまちゃん、ひつじちゃん、さるくん、とりちゃん、いぬくん、いのししくん、そしてねこちゃん。12支の動物たちが集まる「じゅうにしえん」は、毎日笑い声や泣き声が響き、とてもにぎやか。そんな中、うさぎちゃんはいつもひとりぼっちでボール遊びをしています。みんなが「いっしょに遊ぼうよ!」と声をかけても、うさぎちゃんは「ひとりで平気」と言ってしまいます。ボールさえあれば楽しいから、友だちは必要ないと思っているのです。

ところがある日、うさぎちゃんはひょんなことからいのししくんと大げんかに。ふたりは顔を真っ赤にして怒り合いますが、けんかの途中で思わぬ展開に…。それがきっかけで、うさぎちゃんの中に少しずつ変化が生まれていきます。この物語では、友だちができる喜びや、友だちと一緒にいる楽しさが、しかけ絵本の仕掛けとともに描かれています。

「12支キッズのしかけえほん」シリーズの第一弾である本作は、幼稚園や保育園での出来事やトラブルをテーマにし、シンプルな仕掛けで小さな子どもたちにもわかりやすく伝えます。集団生活を始めたばかりの親子にぴったりの一冊です。

知育や教材で活用する際のポイント

この絵本は、幼児期における「友だちとの関わり方」をテーマにしており、特に集団生活を始めたばかりの子どもたちにぴったりの教材です。物語の中心となるのは、ひとり遊びを好むうさぎちゃんと、友達と遊ぶ楽しさを知る過程。子どもたちは、うさぎちゃんの気持ちに共感したり、登場キャラクターたちの行動から「相手にどう声をかけたらいいか」などのヒントを得ることができます。これにより、子ども自身が自然に人間関係の大切さや、友だちと過ごす時間の楽しさを学ぶことができるでしょう。

さらに、絵本に仕込まれた「しかけ」が、子どもの興味を引きつけ、物語の内容をより深く理解させる助けとなります。例えば、キャラクターの動きや場面の変化が手を動かすことで視覚的に楽しめるため、集中力や想像力を養うことが可能です。特に、けんかの場面では、感情の変化を視覚的に体験することで、子どもたちが感情表現やその受け止め方について学ぶ機会となるでしょう。

この絵本は、親子で読むことで「友だちって大切だね」といった会話のきっかけを作りやすく、保育園や幼稚園の集団指導の場でも「みんなで協力すること」をテーマに話し合う教材として活用できます。12支の動物たちという親しみやすいキャラクター設定は、子どもたちの興味を引き出し、物語への没入感を高める効果があります。初めての集団生活に不安を感じる子どもたちや、そのサポートをしたい保護者・先生にとって、心強い一冊となるでしょう。