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BOOK

【絵本】あまがえる先生 まよなかのびっくりコンサート

タイトル 【絵本】あまがえる先生 まよなかのびっくりコンサート
著者
出版年月日 2012/05
判型 A4変型判
ページ数 32ページ
出版社
対象年齢 ,,
ISBN 9784591129241

内容説明

だんごむしのダンゴくんのもとに、ある日届いたのはあまがえる先生からの招待状。その内容は、特別な「まよなかのコンサート」へのお誘いです。ダンゴくんは、バッタくん、コガネくん、カタツムリさんと一緒にペットボトルを使った小さな船に乗り込み、あまがえる先生の研究所を目指します。

研究所に到着し、夜10時の開演を待つ間、ホタルたちが光の舞を披露してくれます。そして、いよいよ本番のコンサートがスタート。「コロコロコロ」という大合唱の声が響き渡り、その正体はモリアオガエルたちでした。この夜、彼らは木の枝の上で結婚の儀式を行います。その幻想的で不思議な光景に、ダンゴくんたちは胸を打たれます。あまがえる先生とともに、自然が織りなす壮大なコンサートを心ゆくまで楽しむのでした。

モリアオガエルは、木の上に泡に包まれた大きな卵を産むことで知られています。その卵はやがて孵化し、オタマジャクシが池へと落ちていきます。しかし、池に落ちた瞬間、イモリやナマズに捕らえられてしまうこともあり、自然界の厳しさも描かれています。この絵本は、そんなモリアオガエルの生態をユーモアたっぷりに紹介しながら、自然の不思議や生命の営みを伝える科学絵本です。

知育や教材で活用する際のポイント

この絵本は、モリアオガエルの生態を通じて、自然の不思議や生命の営みを楽しみながら学べる科学絵本です。子育て世代の親や教育現場での活用に特におすすめです。まず、物語の中でダンゴムシやカエル、ホタルなどの身近な生き物たちが登場することで、子どもたちの興味を引きやすい内容になっています。これをきっかけに、子どもたちと一緒に自然観察をしたり、それぞれの生き物についてさらに調べたりする機会を作ると、学びが広がります。

また、この絵本は「まよなかのコンサート」という物語を通して、モリアオガエルの繁殖行動や生態、自然界の厳しさを分かりやすく描いています。これを教材として活用する際には、卵からオタマジャクシになり、成長していく過程や、捕食といった生態系の仕組みを子どもたちに伝えるのに最適です。特に低学年の子どもたちには、イラストを見ながら一緒に読み進めることで、視覚的な理解を深めることができます。

さらに、物語の中で描かれる「自然の美しさ」や「命の大切さ」をテーマに、子どもたちと感想を共有したり、絵本を読んだ後に絵を描いたり、作文を書いたりする活動もおすすめです。こうしたアクティビティを通じて、感性や表現力も育むことができるでしょう。この絵本は、楽しさと学びが詰まった一冊として、家庭や教育現場で役立つ内容となっています。