
【絵本】(小型)りんごがたべたいねずみくん
内容説明
木になっている真っ赤なりんご。ねずみくんはそのりんごがどうしても食べたいのですが、木が高すぎて届きません。
そこへトリくんが飛んできて、りんごをひとつ取ってくれます。次にサルくんがやってきて、木に登ってまたひとつ取ってくれます。
さあ、ねずみくんの大好きなりんごは、どうなるのでしょう?
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、協力や思いやりの大切さを楽しく学べる内容になっています。ねずみくんが自分では届かないりんごを手に入れるために、トリくんやサルくんの助けを借りる場面は、「困ったときは周りの人に助けを求めていい」という安心感を子どもたちに伝えることができます。また、協力する側のトリくんやサルくんの行動を通して、「相手を助けることで自分も嬉しい気持ちになる」という共感の心を自然に育むことができるでしょう。
さらに、この絵本は序盤でねずみくんの困りごとが提示され、中盤で仲間たちの協力が描かれ、最後にねずみくんの夢が叶うというシンプルな構成です。こうしたストーリー展開は、小さい子どもたちでも理解しやすく、話の流れを追う力を養う教材としても役立ちます。読み聞かせの際には、「ねずみくんはどうしたらりんごを食べられるかな?」と問いかけたり、「トリくんやサルくんはどうして助けてくれたと思う?」と考えさせたりすることで、子どもたちの想像力や思考力を育てることができます。
また、りんごをテーマにしていることから、自然や食べ物への興味を引き出すきっかけにもなります。実際のりんごを見たり、触れたりする活動を合わせて行うと、五感を使った体験学習としてさらに効果的です。この絵本は、日常生活の中で学びやすいテーマが詰まった一冊と言えるでしょう。