
【絵本】“おかね”のただしい、つかいかた(あんごうつうか・NFT)
内容説明
2021年6月に始まったITリテラシーシリーズ『おしたらおしまい』から続く、待望の第10弾となる絵本です。今回は、お金の使い方をテーマにした物語が展開されます。
初めてお金を手にしたエルダー、コーク、リトルの3兄妹。それぞれが自分なりの使い方を考える中で、コークは暗号通貨への投資を決意します。結果は大成功を収め、彼はその利益を使って病気の子どもたちへの寄付を行い、支援活動を通じて多くの人々から注目される存在となります。
しかし、物語はここで終わりません。突如現れたバグ大王たちの悪だくみにより、コークの持っていたお金は消えてしまいます。その影響で、寄付金を頼りにしていたひとりの少女の手術ができなくなる危機に直面。コークはモスペンくんやエーアイごうと力を合わせ、この困難に立ち向かうことを決意します。果たして、少女の手術を無事に行うことができるのでしょうか?
本作は、GIGAスクール構想や自治体・企業によるデジタル化が進む現代において、子どもたちがITリテラシーの重要性を学べる内容となっています。前作同様、わくわくするストーリーを通じて、身近なテーマを楽しく学べる絵本に仕上がっています。
知育や教材で活用する際のポイント
『おしたらおしまい』シリーズ第10弾となる本作は、子どもたちが「お金の使い方」と「ITリテラシー」を楽しく学べる教材として活用できます。物語の中で描かれるエルダー、コーク、リトルの3兄妹の選択や経験を通じて、お金の価値や使い道について考えるきっかけを提供します。特に、コークの暗号通貨投資や寄付のエピソードを通じて、未来のデジタル社会での「責任あるお金の使い方」を意識させる内容となっています。
さらに、突如発生するバグ大王の悪だくみは、IT社会におけるリスクやセキュリティの重要性を子どもたちにわかりやすく伝えています。このお話を通じて、単に技術を使うだけでなく、それを「安全に使う」ための意識を育むことができるでしょう。例えば、暗号通貨やデジタルデータの扱いについて、親子やクラスでディスカッションを行うことで、より深い理解を促せるはずです。
また、わくわくする冒険ストーリーの中で描かれる、困難に直面したコークの「問題解決力」や「仲間との協力」は、幼児期から小学生にかけての非認知能力の成長にも寄与します。本作は、親や先生が子どもたちに「学び」と「楽しさ」を同時に提供できる絶好のツールとなるでしょう。