
【絵本】ヨーロッパ・絵はがき風味
内容説明
安野光雅がヨーロッパ各地を取材する中で描きためた、水彩画を集めた一冊。18カ国49都市にわたる古都の美しい風景が、絵はがきのような趣でまとめられています。
ナポリやアテネ、ベルリン、ロンドンなど、名だたる都市が登場し、ヨーロッパの歴史と文化を感じられる作品集となっています。細やかで繊細なタッチが、各地の景色に命を吹き込みます。
安野光雅ファンにとっては待望の、水彩画の魅力がつまった一冊です。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、子どもたちにヨーロッパの歴史や文化を自然に伝える教材として活用できます。18カ国49都市にわたる美しい水彩画は、まるで旅をしているかのような気分を味わえるため、子どもたちの好奇心を刺激し、異文化への理解を深めるきっかけとなるでしょう。特に、ナポリやアテネ、ロンドンなどの名だたる都市を紹介しているため、世界地図を併用して場所を確認する活動を加えると、地理的な知識も同時に身につけられます。
また、安野光雅さんの繊細なタッチで描かれた風景画は、観察力を養うのに最適です。子どもたちと一緒に絵を見ながら「どんな建物がある?」「この街の人々はどんな暮らしをしているのかな?」と問いかけることで、想像力を引き出すことができます。さらに、絵をじっくり見る時間を設けることで、集中力や美しいものを楽しむ感性も育まれるでしょう。
保育園や幼稚園では、テーマごとに国や都市を選んで簡単な工作や絵を描く活動を取り入れるのもおすすめです。小学生には、気に入った都市について調べて発表する機会を作ると、調べ学習の基礎を学びながらプレゼンテーション能力も鍛えられます。この絵本は、ただ見るだけでなく、さまざまな学びの可能性を広げる一冊です。