
【絵本】みんなたいせつ 世界人権宣言の絵本
内容説明
1948年12月10日、「世界人権宣言」が採択されてから70年が経ちました。しかし、今なお世界はこの理想に到達しているとは言えません。この絵本は、世界人権宣言の内容やその大切さを、多くの人に改めて考えてもらうために作られました。
子どもにも分かりやすく翻訳された宣言の文章や、関連するコラムが収録されています。また、フォトジャーナリストである渋谷敦志さんの写真が、宣言のメッセージを視覚的にも伝えています。さらに巻末には、外務省による公式の訳文も掲載されています。
この絵本の売上の一部は、子どもたちを支援するため「あしなが育英会」に寄付され、未来を担う子どもたちのために役立てられます。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は「世界人権宣言」をテーマに、子どもたちにも分かりやすい形で人権の大切さを伝える貴重な教材です。子育て世代の親や教育現場で活用する際には、子どもの年齢や理解度に合わせて内容を読み解く工夫がポイントです。例えば、絵本に収録されている翻訳された宣言の文章は、簡潔かつ平易な言葉で書かれているため、親子で一緒に読み進めながら、内容を共有する時間を設けるとよいでしょう。
また、フォトジャーナリスト渋谷敦志さんの写真は、文字だけでは伝えきれない現実や感情を視覚的に訴えかけます。子どもたちと写真を見ながら、「この写真では何が起きていると思う?」などと問いかけることで、考える力や共感力を育むことができます。特に、保育や教育現場では、宣言の内容をテーマにした話し合いや、関連する絵や作文の活動を取り入れると、子どもたちの理解をさらに深められるでしょう。
さらに、巻末の公式訳文は、保護者や教育者自身が「世界人権宣言」を深く学ぶためにも役立ちます。絵本の売上が未来を担う子どもたちの支援に繋がるという点も、子どもたちに「助け合い」の大切さを教えるきっかけとして活用できます。この絵本は単なる読み物ではなく、人権教育の第一歩として大いに役立つ一冊です。