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BOOK

【絵本】みずいろのこびん

タイトル 【絵本】みずいろのこびん
著者 ,
出版年月日 2000/06/20
判型 A4変
ページ数 32ページ
出版社
対象年齢 ,,,
ISBN 9784265006199

内容説明

ぼくの心の中には、みずいろのこびんがある。そこには、友達やお母さんに伝えられない本当の気持ちを全部詰め込んでいる。ぼくは、みんなに好かれるような言葉や行動ばかり選んでしまうけれど、そのたびに心の中のこびんは少しずつ重くなっていく。

そんなぼくは、寂しさを埋めるために食べ続けてしまう。けれど、どんなに食べても心の中のぽっかりと空いた隙間は埋まらない。本当の自分を隠しながら、ぼくはみずいろのこびんと一緒に生きているのだ。

知育や教材で活用する際のポイント

この絵本は、子どもが自分の本当の気持ちを隠してしまう様子を「みずいろのこびん」という象徴的なアイテムで表現しており、心の内面を理解するための大切な教材となります。子どもたちは時に、大人や友達に好かれたい、怒られたくないという思いから「本当の気持ち」を隠してしまうことがあります。この作品を通して、親や先生が子どもの心の葛藤に気付き、寄り添うきっかけを作ることができます。

読み聞かせを行う際は、主人公の気持ちに共感しながら、子どもたち自身の「みずいろのこびん」について考える時間を設けると良いでしょう。「自分の気持ちを誰かに伝えるのが難しいと感じたことはある?」と問いかけることで、子どもが自分の経験を振り返り、感情を言葉にする練習になります。また、読み終えた後に「心の中のこびんが軽くなるにはどうしたらいいかな?」といったテーマで話し合うと、自分の気持ちを表現する方法や聞いてもらえる安心感について学ぶ機会となります。

さらに、この絵本は大人にとっても、子どもの心のサインを見逃さないためのヒントになります。子どもが感情を抑え込んでいる時には、まず安心して話せる環境を作ることが重要です。この絵本を通じて、心の重荷を分かち合うコミュニケーションの大切さを大人も学び、子どもたちに寄り添う姿勢を育むことができるでしょう。