当サイトでは、商品・サービスの紹介にアフィリエイトプログラムを利用しています。
BOOK

【絵本】ポタポタ ぴちゃん!

タイトル 【絵本】ポタポタ ぴちゃん!
著者
出版年月日
判型 A4変
ページ数 28ページ
出版社
対象年齢 ,,
ISBN 9784265831463

内容説明

葉っぱに「ポタポタ」と落ちるしずくが、池に「ぴちゃん!」と響く音をたてます。それをきっかけに、カエルが鳴き始め…。この絵本は、オノマトペ(擬音語・擬態語)だけで描かれたユニークな物語です。

物語は小さなしずくから始まり、ページをめくるごとに人や動物が登場します。国籍や年齢、種別を超えて、みんなが「音」でつながっていく様子が描かれています。細やかな描写と楽しいオノマトペが織りなす、音の世界を存分に楽しむことができます。

リズムにも工夫があり、前半は二拍子に近い行進のようなテンポで進みます。物語が進むにつれ、登場人物が増え、それぞれが音を響かせる中で「ガタン ゴトーン」といった三拍子のゆったりとしたリズムへと変化していきます。このリズムの変化が、まるで音楽のように物語全体を彩ります。

声に出して読むと、オノマトペの楽しさをより実感できる一冊です。また、それぞれのキャラクターに注目しながらじっくり読むのもおすすめ。ページをめくるたびに広がる「音」と「つながり」を、ぜひお子さんと一緒に楽しんでください。

知育や教材で活用する際のポイント

この絵本は、オノマトペを中心にした物語で、子どもたちの感性を育む教材として非常に魅力的です。まず、擬音語・擬態語が豊富なため、言葉の響きやリズム感を楽しむことができます。声に出して読むことで、子どもたちは音のリズムを体感し、言葉の面白さを発見するきっかけとなります。また、登場する「ポタポタ」「ぴちゃん」「ガタン ゴトーン」といった音を模倣する遊びを取り入れることで、音感や表現力の向上にもつながります。

さらに、この絵本は、「つながり」をテーマにしており、人や動物が音を通じて繋がる様子が描かれています。この点は、社会性や共感力を育てる教材としても活用できます。それぞれが異なる音を響かせながら調和する姿は、多様性や協力の大切さを自然に学ぶ機会を提供してくれます。特に、保育園や幼稚園、小学校低学年のグループ活動の中で、みんなで音を出し合って物語を再現するような体験型の読み聞かせを行うと、子ども同士のコミュニケーションが深まるでしょう。

また、リズムの変化が物語全体に音楽的な広がりを与えている点も重要です。前半と後半でテンポが異なるため、子どもたちと一緒に「早い音」と「ゆったりした音」の違いを感じることもできます。これにより、リズムの概念を自然に学び、音楽的な感性を育む助けとなります。ぜひ、親子やクラス全体で声に出して楽しみながら、言葉と音、そしてつながりの世界を広げてみてください。