
【絵本】ねずみのへやもありません
タイトル | 【絵本】ねずみのへやもありません |
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著者 | カイル・ミューバーン,フレヤ・ブラックウッド,角田光代 |
出版年月日 | 2011/07/10 |
判型 | |
ページ数 | 32ページ |
出版社 | 岩崎書店 |
対象年齢 | 3、4才,小学校低学年 |
ISBN | 9784265068265 |
内容説明
クリストファーは、お母さんとねずみのスニーキーと一緒に、とても広い家で暮らしています。ある日、彼は町で困っている人たちに出会い、次々とその家に招き入れることにしました。
しかし、招待する人が増えるたびに家の部屋はどんどん埋まっていき、とうとう全ての部屋がいっぱいになってしまいます。さて、クリストファーたちはどうするのでしょうか?
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、思いやりや他者への共感を育む教材として非常に適しています。主人公のクリストファーが困っている人たちを助けるために家に招き入れるというストーリーは、子どもたちに「人を助けることの大切さ」を自然に学ばせるきっかけとなります。保育や授業の中で読んだ後、登場人物の行動について子どもたちと話し合うことで、誰かを助けた時の気持ちや、助けられる側の気持ちにも目を向けることができるでしょう。
また、物語の中で「家の部屋がどんどん埋まっていく」という描写は、数の概念や空間の認識を学ぶ際の導入としても利用できます。「どれくらいの人が住めるのかな?」といった問いかけを通じて、子どもたちに物の数や容量を考える体験を提供することができます。さらに、登場するキャラクターたちそれぞれの背景や個性を話題にすることで、多様性や異なる価値観を受け入れることの重要性にも触れることができます。
家族やクラスでこの絵本を読む際には、物語をただ楽しむだけでなく、登場人物の心情や行動について質問を投げかけたり、クリストファーたちがどうやって問題を解決したのかを一緒に考えたりすると、子どもたちの考える力や協力する意識を育てることができるでしょう。この絵本は、ストーリーの面白さだけでなく、知育や道徳教育の観点でも幅広く活用できる一冊です。