
【絵本】ナメクジはカタツムリだった?
内容説明
ナメクジが少し苦手だった著者ですが、日本中のカタツムリを撮影して図鑑を作る活動を続ける中で、ある日、体に比べて殻がとても小さく、ナメクジのように見えるカタツムリに出会います。この発見をきっかけに、ナメクジへの興味が湧いてきました。
そんな著者が旅して出会った、日本各地で暮らすさまざまなカタツムリたち。その姿を写真とともに紹介しながら、ナメクジとカタツムリの「貝殻」にまつわる不思議な関係にも触れていきます。
ナメクジとカタツムリの違いや共通点を知りながら、彼らの小さな世界の奥深さを感じてみてください。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、ナメクジとカタツムリの違いや共通点を通して、生き物の多様性や自然の奥深さに触れる素晴らしい教材です。特に、子どもたちが苦手意識を持ちがちなナメクジに対する視点を変えるきっかけを作り、身近な自然への興味や関心を育むことができます。写真を多用しているため、子どもたちが視覚的に楽しみながら内容に親しむことができる点も大きな魅力です。
保育園や幼稚園、小学校では、この絵本を生き物や自然について学ぶ時間に活用するのがおすすめです。例えば、ナメクジとカタツムリの写真を見せながら、どちらがどちらかを子どもたちに考えさせるクイズ形式の活動を取り入れると、楽しみながら学ぶことができます。また、「なぜナメクジには殻がないのかな?」といった問いかけをすることで、興味を引き出し、探究心を育むきっかけにもなるでしょう。
さらに、家庭で親子で読む際には、子どもと一緒に実際にカタツムリやナメクジを探しに行き、この絵本と見比べてみるのも良いでしょう。「身近な自然に隠れている不思議」を発見する体験は、子どもたちの感性をさらに豊かにし、自然環境への関心や愛着を育む手助けとなります。