
【絵本】チョキチョキおじさん きょうりゅう王国
内容説明
松岡達英さんが手がける初めての切り絵絵本。鮮やかな色彩の切り紙で表現された恐竜たちが暮らす、魅力たっぷりの恐竜王国が舞台です。
物語の主人公は、マイアサウラの男の子。彼は「お母さんはどこ?」と、お母さんを探す旅に出ます。道中で出会うのは、さまざまな恐竜たち。そして、優しいおじさんも登場します。果たして、男の子はお母さんに会うことができるのでしょうか?
色と形で描かれる恐竜たちの世界と、心温まるストーリーが、読者を不思議な冒険へと誘います。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、切り紙で表現された鮮やかな恐竜たちと心温まるストーリーが魅力です。恐竜という子どもたちに人気のテーマに加え、切り絵ならではの色彩や形の美しさが目を引き、視覚的な興味を引きつけます。そのため、幼稚園や保育園での読み聞かせ活動に最適です。子どもたちは絵本の中の多様な恐竜たちを通して、色や形の違いに気づき、観察力を養うことができます。
また、物語の主人公であるマイアサウラの男の子が「お母さんを探す旅」に出るというストーリーは、親子の絆や思いやりを感じられる内容です。読み聞かせの後に、「みんなが大切に思っている家族や友だちは誰かな?」といった問いかけをすることで、子どもたちが自分の周りの人々について考えるきっかけにもなります。さらに、登場する優しいおじさんや恐竜たちに注目し、助け合いや友情の大切さを話し合う時間を設けると、より深い学びが得られるでしょう。
この絵本は、保育や教育の現場で活用する際に、色彩や形への興味を引き出すアート活動への発展や、親子の関係や社会性を考える道徳的な学びを組み合わせることができます。読み聞かせや話し合い、さらに絵本をもとにした切り紙工作など、多彩な活動への展開が可能です。