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BOOK

【絵本】せん

タイトル 【絵本】せん
著者
出版年月日 2017/09/05
判型 A5変
ページ数 26ページ
出版社
対象年齢 ,,
ISBN 9784265082254

内容説明

1本の線が、ぴょーんとはずみ、がががががと勢いよく進んだかと思えば、次の瞬間にはちゅるんと滑らかに回ります。色とりどりの線たちがふにゃっと集まり、きゅきゅきゅと遊びながら、最後にはぱっと丸い花を咲かせる――そんな生き生きとした線の動きが描かれた絵本です。

この絵本は、0歳の赤ちゃんが1本の線の形をじっと見つめながら、そこに添えられる音や言葉を感じ取れるよう工夫されています。視覚的なイメージと音、言葉が赤ちゃんの目線に寄り添いながら結びついていく、新しい発想で作られた絵本です。

「せん」と「せん」を結ぶのは「音」。絵本の中で繰り広げられる視覚と聴覚の連動は、生まれたばかりの赤ちゃんにも強く響きます。そして、それを何度も繰り返し経験することで、赤ちゃんが言葉を獲得するための大切な一歩を踏み出していきます。

こうした赤ちゃんの感覚や脳の発達については、近年の研究でも明らかにされています。この絵本を通じて、赤ちゃんが「ことばの世界」へ向かう新たな可能性を感じてみてください。赤ちゃんの目線に立ち、音と言葉の橋をかける、まったく新しい感覚の絵本です。

知育や教材で活用する際のポイント

この絵本は、赤ちゃんが初めて触れる「線」と「音」の世界を通じて、感覚と思考を育む絶好の教材です。赤ちゃんにとって1本の線が動く様子や色の変化は、刺激的で好奇心を引き出すきっかけになります。この絵本では、視覚的な線の動きに合わせて音や言葉が添えられており、赤ちゃんの視覚と聴覚を同時に刺激する仕組みが特徴的です。これは、脳の発達を促し、言葉を学ぶ土台となる「音と言葉の関連性」を自然に身につける助けとなります。

例えば、絵本を読み聞かせる際には、線の動きに合わせて声のトーンやリズムを変えることで、より豊かな体験を提供できます。また、赤ちゃんが線の動きにじっと目を向けたり、音に反応して表情を変える様子を観察することで、親や保育者はその成長の一端を感じることができるでしょう。さらに、幼児期以降の子どもにもこの絵本を活用することで、線や色、音を通じた創造的な発想を引き出すことが可能です。

また、保育園や幼稚園ではこの絵本を題材に、子どもたちと一緒に線を描いたり、音を表現する遊びを取り入れることで、感覚と表現力を伸ばす活動ができます。子どもたちの発達段階に応じて楽しめるこの絵本は、親子のコミュニケーションや教育現場での創造的な学びの一環として、多様な活用方法が期待できる一冊です。