
【絵本】じゃんけんぽんのおともだち
内容説明
ぐー、ちょき、ぱーはとても仲良しで、いつも「あいこあいこ」と楽しく遊んでいます。しかし、ある日、ぐーとちょきがけんかを始めてしまいました。二人の言い争いに疲れてしまったぱーは、自分ともっと気の合う新しい友達を探そうとしますが、うまくいくのでしょうか。
物語には、ぐー、ちょき、ぱーだけでなく、ゆびきりやオッケー、チョップ、でこぴんといった個性豊かな「手」のキャラクターたちも登場します。さらに、かたつむりの手遊びや影絵といった楽しい工夫も盛り込まれており、手を使った遊びの魅力がたっぷり詰まった一冊です。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、子どもたちに「ぐー、ちょき、ぱー」という遊びを通じて、友達との関わり方やコミュニケーションの大切さを学ばせるのに最適です。物語の中で、ぐーとちょきがけんかをする場面は、子どもたちが日常で直面する小さな衝突や意見の相違を想起させます。その解決プロセスを絵本を通じて共有することで、協調性や感情のコントロールについて自然に学ぶ機会を提供できます。
また、キャラクターとして登場する「ゆびきり」「オッケー」「チョップ」などの手の形は、子どもたちが楽しみながら手先の動きを覚えるのにぴったりです。これらの手遊びは、指先の発達を促進し、脳の活性化にも役立つと言われています。例えば、物語に出てくる「かたつむり」や「影絵」のシーンでは、実際に親子やクラスで試してみることで、読書と体験を結びつけることができます。
さらに、ぱーが新しい友達を探す場面では、子どもたちに「気の合う友達を探す」だけでなく、「今いる友達とどう向き合うか」を考えさせるきっかけになります。保育や授業の中で、この絵本をきっかけに、子どもたちと友達関係や相手の気持ちを想像する力について話し合う時間を設けるのもよいでしょう。遊びと学びが一体となったこの絵本は、知育教材としても大いに活用できる一冊です。