
【絵本】じゃんけん
内容説明
ぼくは、どうもじゃんけんがにがて。だけど、おかあさんはいつも何かを決めるとき、じゃんけんで勝負しようっていうんだ。
そんなぼくだけど、きょうだけは絶対に負けたくない。だって、ぼくの大好物のいちごのケーキがかかっているんだもん!
さあ、ぼくとおかあさんの真剣勝負。勝つのはどっちだろう?
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、じゃんけんをテーマにした親子のやりとりを描きながら、子どもが挑戦する気持ちや努力の大切さを学べる内容になっています。子育て世代の親や保育園・幼稚園、小学校の先生が知育や教材として活用する際には、まず「勝ち負け」について、子どもたちと一緒に考えるきっかけとして活用できます。じゃんけんの結果に一喜一憂する主人公の姿を通じて、「負ける悔しさ」や「勝ちたい気持ち」を素直に受け入れることの大切さを伝えられるでしょう。
また、主人公が「負けたくない理由」として大好物のいちごケーキを挙げている点を参考に、子どもたちに「自分が頑張りたい理由」を考えさせる活動にもつなげられます。例えば、「自分の好きなもの」や「達成したいこと」を話し合ったり、絵に描かせたりすることで、子どもの内面的なモチベーションを引き出す機会となります。
さらに、じゃんけんは手軽に誰でも参加できる遊びでありながら、ルールを守ることやフェアプレイの精神を学べる良いツールでもあります。この絵本を読んだ後に、実際に親子やクラス全体でじゃんけんを楽しむ時間を設けると、読書体験がより深まり、社会性やコミュニケーション能力の育成に役立つでしょう。