
【絵本】こんにゃろ!とうちゃん
内容説明
夏休み、とうちゃんが「海に連れていってやる」と約束してくれた。ぼくはその日を楽しみにしていた。
でも、とうちゃんはその約束を守らなかった。ぼくはがっかりして、もう許せない!
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、子どもと大人の間での約束や信頼関係、そして感情のやりとりをテーマにしています。子育ての現場や教育の場で活用する際には、まず「約束」の重要性について話し合う機会を作りましょう。絵本を読み終えた後に、「約束を守ることがどうして大切だと思う?」や「もし約束が守られなかったらどう感じる?」といった質問を投げかけることで、子どもたちが自分の感情や相手の気持ちを想像する力を養うことができます。
また、この物語を通じて「大人だって間違えることがある」という視点を伝えるのも重要です。親や先生として、約束を守れなかった経験を正直に話し、どうやって気持ちを伝え、関係を修復したかを共有すると、子どもたちは「失敗しても謝ることは大切だ」という学びを得られます。さらに、子どもたち自身が約束を守ることの責任や大切さを実感できるよう、日常生活の中で小さな約束を意識する習慣づけをサポートすると良いでしょう。
最後に、絵本の中で描かれる「楽しみにしていた気持ち」や「がっかりした気持ち」について深く掘り下げることで、子どもたちは自分の感情を言葉にする練習ができます。このような感情の共有やコミュニケーションを通じて、子どもたちの心の成長を促す教材として活用してください。