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BOOK

【絵本】このみち

タイトル 【絵本】このみち
著者 ,
出版年月日 2015/07/31
判型 A4変
ページ数 32ページ
出版社
対象年齢 ,,,,,
ISBN 9784265081431

内容説明

夏休み、ぼくは祖母の家に向かう道を歩きながら、祖母への想いを心に重ねていきます。その道中で感じる懐かしい田舎の風景が、ぼくの五感をやさしく刺激します。どこか心地よく響く言葉と、叙情的に描かれた絵が、読む人に郷愁を呼び起こしてくれる絵本です。

これは、孫が祖母に贈るメッセージのような物語。以前に描かれた「なきすぎてはいけない」が祖父から孫へのメッセージだったのに対し、こちらは孫から祖母への想いが込められています。帰省するたびに目にする懐かしい景色や道筋が、祖母との思い出と深く結びついていく様子が丁寧に描かれています。

知育や教材で活用する際のポイント

この絵本は、子どもたちが「家族への想い」や「郷愁」といった感情を自然に学ぶきっかけを与えてくれる作品です。主人公が祖母への愛情を心に抱きながら、田舎の風景を歩く描写は、五感を通じて「感じる力」を育む教材として活用できます。特に、小さな自然の変化に気づく重要性や、家族との思い出が心の中でどのように形作られるかを考える良い機会を与えます。

子育て世代の親や先生方にとって、この絵本を読み聞かせに取り入れることで、子どもたちが自分の家族や日常の風景に対して新しい視点を持つことを促せるでしょう。例えば、読み終わった後に「みんなは家族とどんな思い出がある?」と問いかけることで、子どもたち自身の体験を言葉にする力を育めます。また、絵本に描かれた田舎の風景をヒントに、自然観察や季節の移ろいについて話し合うことも可能です。

さらに、この絵本は「贈る気持ち」を考える教材としても有用です。主人公が祖母への想いを心に抱く姿を通して、感謝や愛情をどのように伝えるかを学べるでしょう。「おばあちゃんへの手紙を書いてみよう」といった活動に発展させることで、表現力や想像力を育むこともできます。心に響く美しい文章や叙情的な絵は、感受性を豊かにするための良い刺激となるはずです。