
【絵本】かいてい かいぞくむら
内容説明
ピックとコックは、突然うずまきに巻き込まれ、どんどん深く落ちていきます。そしてたどり着いたのは、なんと「かいていかいぞくむら」という不思議な場所でした。
その日は村祭りで、海賊たちが賑やかに集まっています。そんな中、ピックはこっそりとかしらの部屋に忍び込むことに。お宝を見つけようとするピックですが、果たしてうまくいくのでしょうか…。
知育や教材で活用する際のポイント
「かいていかいぞくむら」を舞台にしたこの絵本は、子どもたちの好奇心を刺激しながら冒険心や創造力を育む絶好の教材です。物語の中でピックが見知らぬ場所に迷い込み、宝探しに挑む姿は、未知の体験に挑む勇気や新しい環境での適応力を教えるきっかけとなります。物語を読み聞かせた後で「もし自分がピックだったら?」と問いかけることで、子どもたちが自分なりの想像や意見を表現する力を育むことができるでしょう。
また、海賊たちが集まる村祭りやかしらの部屋といった豊かな描写は、子どもたちが絵本を通じて視覚的に世界を広げる手助けをします。絵をじっくり観察しながら「どんな音が聞こえそう?」「どんな匂いがしそう?」といった質問をすることで、五感を使った想像力を引き出すことができます。さらに、村祭りの賑やかな場面では、集団の中でのルールやマナーについて話し合うきっかけとしても活用可能です。
ストーリーの中でピックが困難に直面する場面は、問題解決能力や判断力を考える機会を提供します。このような場面では「ピックの代わりにどうする?」といった質問を投げかけ、子どもたちが自ら解決策を考える時間を設けるとよいでしょう。楽しい冒険の中に学びの要素が詰まったこの絵本は、日常の保育や授業にぜひ取り入れたい一冊です。