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BOOK

【絵本】おかあさんの紙びな

タイトル 【絵本】おかあさんの紙びな
著者 ,
出版年月日 1976/02/25
判型
ページ数 32ページ
出版社
対象年齢 ,,
ISBN 9784265909339

内容説明

戦争が終わったばかりのころ、物資が不足し、人々が食べるものさえ手に入れるのが難しかった時代。そんな中、私のおひなさまはお米と引き換えに手放されることになりました。

大切なおひなさまを失う悲しみとともに、戦争がもたらした苦しみや不安、そして平和の尊さを静かに問いかける物語です。

この絵本は、戦争の影響を受けた一つの家族の姿を通して、平和への願いを力強く伝えてくれます。心に深く響く創作絵本です。

知育や教材で活用する際のポイント

この絵本は、戦争直後の厳しい生活環境を背景に、ひな人形を手放さなければならなかった家族の物語を通して、戦争の悲惨さや平和の大切さを伝えています。子どもたちにとって戦争は遠い過去の出来事に感じられることが多いかもしれませんが、この絵本を通じて、当時の人々がどのような苦労をし、どんな思いで日々を過ごしていたのかを具体的にイメージするきっかけになります。

教材として活用する際には、まず物語を一緒に読みながら、登場人物の気持ちに寄り添う質問を投げかけると効果的です。「もし自分の大切なものを手放さなければならなくなったら、どんな気持ちになるかな?」と問いかけることで、感情移入を促し、他者の痛みを想像する力を育みます。また、戦争がなぜ起こり、どのような影響を人々に及ぼすのか、子どもたちと一緒に考える時間を持つことで、平和について深く学ぶ姿勢を養えます。

さらに、ひな祭りや日本の伝統文化に触れる機会としても活用できます。ひな人形が持つ意味や家族の絆について話し合いながら、文化や歴史を学ぶきっかけにもなります。この絵本は、単なる読み聞かせにとどまらず、子どもの心に平和への願いを根付かせる大切な一冊となるでしょう。