
【絵本】えほんからとびだしたオオカミ
タイトル | 【絵本】えほんからとびだしたオオカミ |
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著者 | グレゴワール・マビール,ティエリー・ロブレヒト,石津 ちひろ |
出版年月日 | 2015/11/30 |
判型 | A4変 |
ページ数 | 24ページ |
出版社 | 岩崎書店 |
対象年齢 | 3、4才 |
ISBN | 9784265850877 |
内容説明
あるとき、絵本がひらりと落ちると、中からオオカミが飛び出してきました。物語の世界から抜け出してしまった小さなオオカミは、慌てて逃げ回ります。
しかし、現実の世界はオオカミにとって厳しいもので、ネコに追いかけられてしまいます。仕方なく、オオカミは他の絵本の中へと次々に逃げ込みますが、どの物語も彼には合わないようです。
果たしてオオカミは、自分にぴったりの絵本を見つけ、安心して暮らせる居場所を手に入れることができるのでしょうか?
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、物語の中と現実の世界を行き来するユニークなオオカミの冒険を通じて、子どもたちに多くの学びを提供する作品です。まず、物語の中で「自分に合った居場所を探す」というテーマが描かれており、自分の個性や適性を考えるきっかけになります。子どもたちはオオカミの視点に立つことで、自分自身の好きなことや得意なことを見つめ直す良い機会となるでしょう。
また、オオカミが他の絵本の世界に逃げ込む場面では、それぞれの物語の特徴や価値観に触れることができます。この過程は、子どもたちが異なる視点や文化を理解し、多様性を学ぶ絶好の機会です。先生や親が読み聞かせを行う際には、「この絵本ではどんなことが起きているのかな?」と問いかけ、想像力や共感力を引き出す工夫をすると効果的です。
さらに、ネコに追われるオオカミの姿から、困難や失敗も成長の糧になることを教えることができます。物語が進むにつれ、オオカミが自分にふさわしい場所を見つける過程は、子どもたちに「挑戦し続けることの大切さ」を伝える生きた教材となるでしょう。この絵本を活用し、読み聞かせの後に感想を話し合ったり、関連する絵を描かせたりすることで、さらに深い学びを引き出せます。