
【絵本】いもほりやま
内容説明
たけしくんは、おにいちゃんたちと一緒に芋ほりを楽しんでいました。その時、彼が見つけたのは、とても長い一本のつる。いったい、このつるはどこまで伸びているのだろう?
たけしくんは興味を持ち、そのつるをたどり始めます。つるはどんどん先へと続き、山の奥深くへと導かれていきます。いったい何が待っているのか、ワクワクしながら進んでいくたけしくん。
やがて、つるの先にたどり着いたたけしくんがそこで見つけたものとは…。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、子どもの好奇心や探究心を育む教材として非常に適しています。たけしくんが一本のつるを追いかけていく物語は、単なる冒険ではなく、「なぜだろう?」という問いを持ち、それを自らの行動で確かめていく姿を描いています。この過程は、科学的な思考の基礎となる「観察力」や「問題解決能力」を養う絶好の機会となるでしょう。
保育園や幼稚園の場面では、実際に庭や公園で植物のつるや葉を観察する活動と組み合わせることで、子どもたちが身近な自然に興味を持つきっかけを作れます。一方、小学生には、つるを辿るプロセスから「物事の繋がりや因果関係を考えることの大切さ」を教えることができます。また、絵本の中でたけしくんが山奥へ進むシーンは、自然環境や地形についての学びに発展させることも可能です。
さらに、親子で読む際には「この先に何があると思う?」と問いかけ、子どもの想像力を刺激するのもおすすめです。物語の結末を知ることで、達成感や驚きの感情を共有し、親子のコミュニケーションを深めることができます。この絵本は、物語を楽しむだけでなく、さまざまな知育の要素を取り入れた活用ができる一冊と言えるでしょう。