
【絵本】あっちがわ
内容説明
この世のものとは思えない、不気味で奇妙な出来事が次々と展開される物語。ここは本当に自分が知っている町なのか、それともどこか別の場所なのか……。
一話ごとに見開きで進行する短編形式の物語は、予想外の展開で読む者を引き込み、ページをめくるたびに恐怖が畳みかけてきます。次のページを開く勇気が試される、ゾクゾクするような一冊です。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、子どもたちの想像力を刺激し、物語を通じて感情や思考の幅を広げる教材として活用できます。短編形式の物語であるため、1話ごとに完結しており、集中力が続きやすいという特徴があります。保育園や幼稚園では、子どもたちと一緒に「次はどうなるのかな?」と想像を膨らませながら読み進めることで、物語の世界に入り込む楽しさを体験させることができるでしょう。
また、この絵本の予想外の展開や、不気味で奇妙な出来事は、子どもたちの好奇心を引き出すきっかけとなります。不安感やドキドキを味わうことで、感情のコントロールや自己表現の練習にもつながります。例えば、読み終わった後に「どんな気持ちになった?」「どうしてこんな展開になったと思う?」と問いかけることで、感受性や考察力を育むことが可能です。
さらに、小学生以上のお子さんには物語の謎解き要素を活かし、「なぜこの町は自分の知っている場所とは違うのか」「次の展開を予想してみよう」といった形で、論理的思考を促す活動を取り入れることもできます。子どもたちの年齢や理解度に合わせて、自由に楽しみ方をアレンジすることがこの絵本活用のポイントです。